俳優、声優が 台本をもらったら やってはいけないこと!

俳優、声優志望さん
こんにちは、TeRuです。
  
今日は、
「俳優、声優が
台本をもらったら
やってはいけないこと」
について話します。
  
やってはいけないことです。
  
それは、
「最初から
感情を込めてはいけない!」
ということです。
  
最終的に
役の感情、心情を読み取り
表現することが、
俳優、声優の仕事です。
  
なので、最初から
自分の役に対して
感情移入していくのは
普通に思うかもしれません。
  
しかし、最初から
感情を入れて台本を読むと
「先入観」が生まれます。
  
「この役はここで怒っている」
物語の先の展開を知らないうちに
決めてしまうのは危険です。
  
後の展開で
実は怒っていなかったという事実が
分かる場合もあります。
  
ですが、始めに
「怒っている」という印象があると
その後も展開に関係なく、
ずっと怒っていると読み取ってしまう。
  
つまり、先入観を持ってしまったら、
そこに固定概念が生まれて
柔軟に台本読解ができなくなる
ということなんです。
  
伏線に気づきにくくなるといいますか、
いくら指導しても
毎回同じ演技、同じ表現になってしまうのは、
固定概念が生まれてしまっている証拠です。
  
そしてそれは一度作られると
なかなか崩せないので
稽古が前に進まないと、、
  
なので始めは
感情移入はなるべく行わず
  
「物語の展開を掴む」
「物語の流れを把握する」
  
という点を意識して下さい。
  
その上で、気になった所、
物語のキーになりそうな所は
その都度メモしておき
最後に答え合わせするとOKです。
  
答え合わせというのは、
物語の展開を掴んだ上で
  
「なぜそのタイミングで
こういったセリフ、行動になったのか?」
    
「それは、この後
こういった展開が待っているからだ。」
  
「ということは、この時のこの役の心情は
こうなんじゃないかな?」
  
色々な仮説が生まれてきます。
ちなみに仮説は1つではなく
「こうなんじゃないか?」というのを
2つ3つ持つことが大事です。
  
ここも「固定概念」を持ちたくないので、
あえて1つの仮説に対して
全く反対の意見を持ってみる。
  
怒っている→本当は悲しんでる?
笑っている→本当は泣いている?
  
こういった考えを持ってみると
自分の考えの幅が広がったり、
深まったりしていくのでおすすめです。
(※ここまで来ると中級編です)
  
まとめると、
  
台本を読む時は
感情移入をしない。
なるべくフラットに。
無になって読もう!
  
です。ありがとうございました!

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