プロが教える発声の4つの仕組み

こんにちは、TeRuです。

 

今回は、
「発声の仕組み」について、
話をしていきます。

 

アナタは自分の声が出るまでに

・体内でどの器官を通っているか
・どのように言葉が形成されているか

を説明をすることができますか?

 

発声の訓練に入る前に
必ず質問していることなのですが、
ほとんどの人がキチンとした
説明をすることができません。

 

発声の仕組みを知る重要性

 

発声の仕組み、
声が出る仕組みを知ることは、
ものすごく大事なことです。

 

なぜなら、仕組みを知らなければ
どこを、どういうふうに、
修正していけばいいのかが、
わからないからです。

 

もしくは、
仕組みを知らないばかりに、
全く無意味な努力だけを積み重ねる
可能性もあります。

 

つまり、発声の仕組みを理解することは、
”イメージ通りの声”を
出すことにつながってくるのです。

 

なにを言ってるかわからない俳優はクソ

 

想像してみて下さい、
ドラマ、映画、舞台、アニメを観ていて
セリフが聞き取れない俳優がいたら。

 

映画や、舞台なら金返せ!
と言いたくなります。

 

ドラマ、アニメなら、
Twitterとか2ちゃんねるで
叩かれます。(バカにされるって意味)

 

戦隊モノの作品には、
稀にびっくりするくらい
なにを言ってるかわからない俳優が
出演してる時があります。

 

新人だからしょうがないのかもしれませんが
子どもたちに笑われてるでしょうね。

そんなの嫌じゃないですか??

 

これから、声のトレーニングをする人には、
まずはじめに、
自分の声がどういった仕組みで出てるのか?
を、知ってもらいたいです。

 

必ずメモを取りながら、
脳内に染み付き、
他人に説明できるくらいにして下さい。

 

発声の仕組み 4ステップ

 

では、具体的に解説します。

 

まず、声が実際に出るまでには、
4つのステップがあります。

 

1.息を、吸い、吐く

2.声帯の振動

3.共鳴(共鳴腔)

4.言葉の形成(子音・母音)

 

この4ステップです。

この流れをそれぞれ
細かく解説していくので、
完璧に理解してください。

 

息を吸って、吐く

 

息を吸うと、肺が膨らみ、
空気がたまります。

そのときに、
横隔膜という筋肉が下がります。
(膜という字が入ってますが、筋肉です)

 

この横隔膜が
上がったり、下がったりすることで、
肺から送り出される息の量や強さが
変わってきます。

 

なので、「呼吸は肺でする」というのは
間違ってないのですが、
勘違いをしやすく、

 

正しくは、
肺→空気を貯める
横隔膜→呼吸をコントロールする
です。

 

横隔膜は筋肉なので
トレーニングで鍛えられます。

横隔膜を鍛えると、
息の送り出しをコントロール、
調整できるようになるのです。

それは、出したい声を
イメージ通りに出すことにつながります。

 

この横隔膜を意識した呼吸法を、
腹式呼吸と呼ぶので、
覚えておきましょう!

腹式呼吸に関しては、改めて説明しますが、
「息を吸って、吐く」というのは、

 

息を吸う

横隔膜が下がる

肺の膨らむスペースが大きくなる

通常より多くの量の息が溜まる

息を吐き出す(送り出す)

 

という流れになるのです。

 

2.声帯の振動

 

肺から送り出された息は、
「声帯」を通過します。

ちなみに、
声帯って聞いたことありますか?
僕は、知りませんでした。。。

喉の中(喉仏の辺り)にある、
2本の帯です。

 

具体的に、コチラの映像をみて下さい。
(体内の映像ですのでキモいですが、
イメージを掴むために我慢してください)

 

2本の帯が、閉じたり、開いたりしているのが
わかりますか??

この2本の帯が、息によって振動して、
音を作るんです!

ただ、音を作っているだけで、
まだ言葉として形成されてはいないです。

 

3.共鳴(共鳴腔)

 

声帯の振動で作られた音は
体内にある空洞部分で反響し
大きな音になります。

ギターと同じ原理です。

声帯が弦。
空洞部分はボディ。

体内にある空洞部分を
「共鳴腔(きょうめいくう)」
と呼びます。

声を出すのに重要な
共鳴腔は3つあります。

 

「共鳴腔」の画像検索結果

 

1.咽頭腔(いんとうくう)
2.鼻腔(びくう)
3.口腔(こうくう)

 

それぞれ、特徴もあって、

 

咽頭腔では、声の厚み、深さ、
こもり具合の調整。

口腔では、あいうえおの母音や、
声の表情を調整。

鼻腔では、鼻にかけるかどうかを
調整することができまするんです!

 

一番わかりやすい共鳴腔は鼻腔です。

鼻に手を声を出した時に、
ブーと震えたら、正しく共鳴腔で
響かせられている証拠です。

 

4.発音(言葉の形成)

 

いよいよ、声を出します。

息を声帯に通し、振動させて、
共鳴腔で響かせた音を、
口の中で発音することで言葉になります。

この時に、
口、喉の形、下の位置などを加えることで、
出てくる言葉が変わります。

 

子音と、母音って聞いたことありますか?

日本語は、子音と母音が合わさって、
作られています。

 

子音は、「k・g、s・z、t・d、b・p、m・n」
母音は、「あ・い・う・え・お」(a.i.u.e.o)

 

例えば、「さ」という言葉は、
子音の「S」と、
母音の「あ(a)」が
組み合わさって音が作られます。

「S」だけだと、
息を吐いてるだけですよね。
ここに「あ(a)」が加わることで、
「さ(Sa)」になるんです。

 

子音と、母音がかなり深いので
また別の機会に説明します。

 

まとめ

 

1.息を、吸い、吐く
└横隔膜を使い
息の量をコントロール

2.声帯の振動
└喉仏あたりにある2本の帯が振動

3.共鳴(共鳴腔)
└共鳴腔で振動音を大きくする

4.発音(言葉の形成)
└子音と母音が大事

 

この流れです!

 

壁に貼ってメモしましょう

 

メモは大丈夫ですか?

あなたなりにまとめて
壁に貼ってくださいね!

 

発声の仕組みを理解してから
声のトレーニングに移ることで、

無駄な努力をすることなく
最短距離で、イメージ通りの声を
出すことが出来るようになります。

 

今回は、仕組みだけ伝えましたが、

横隔膜の鍛え方、
共鳴腔を響かせる練習法、
子音、母音について、

もっと具体的に解説するので
楽しみにしていて下さい。

 

 

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